裸の王様

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アンデルセンの童話に裸の王様というのがあります。

王様が裸なのに側近たちに

「馬鹿には見えない服であります。」

と言われて馬鹿と思われたくないがために見えると嘘をつく話です。

王様はそのまま裸のまま街をめぐります。

国民は王様が裸だとわかってはいましたが、

王様に逆らえば何をされるかわからないのでそうじゃないふりをします。

最後は素直な子供が王様を見て

「お母さん見て王様裸だよ!」

と言ってようやく王様が事の次第を認識するという話です。

この話の重要なポイントはいくつかあると私は思います。

まず馬鹿と言われてなぜ王様がそのようなことをしたのか?

一つは常に他人を馬鹿にしていたということ

自分は王様で庶民は愚民とでも思っていたのでしょう。

だから自分がいつも馬鹿にしている人と一緒だと思いたくない。

だから馬鹿という言葉に過剰反応を示したと思われます。

普通の人なら馬鹿と言われてもさほど反応しません。

むしろそうなのよ俺馬鹿なのよねとなるでしょう。

王様もその気持ちがあれば、

「すまんがわしは馬鹿なんでみえんのじゃ」と言えたでしょう。

少なくとも「馬鹿かもしれないが見えないんじゃが」ぐらいは言えたはずです。

しょうもないちっぽけな自尊心の為に自分が馬鹿を見たということですね。

もう一つのポイントは偽る国民達です。

国民達は王様が怖くて本当のことが言えませんでした。

王様を怖いと思わない少年だけがそれを言えたのです。

国民は正しいことを正しいと言えない状態にあります。

これがもう一つのポイントです。

本来は正しいことを言うことが大事です。

しかし、権力者に逆らえられないので白を黒と平気で変えてしまいます。

それに真っ向から言える純粋な心の持ち主だけが指摘できたのです。

結論としては結局王様も国民も愚かであるという事ではないでしょうか?

しょうもない自尊心から正直に言えない王様も

わかっているのに正しいことを言い出せない国民も

どちらも間違っているという事です。

国民も正直に「自分は馬鹿なので見えません」というべきなのです。

前にも書いたと思いますが、

人間は自分を馬鹿だと認識できない人が本当の馬鹿なのです。

この裸の王様もそう言ったことを教えてくれるお話しだと思います。

みなさまもたかが童話とお思いかもですが、

考えて読んでみると奥が深いかもしれません。(*^_^*)

裸の王様


裸

 

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Last-modified: 2019-02-18 (月) 23:08:57 (155d)